京都国立博物館で行われている特別展「源氏物語 王朝のかがやき」に行ってきました。
本当に見応えのある立派な展示で、めちゃくちゃ良かったです!


普段あまり音声ガイドとかは借りないのだけど、「光る君へ」の一条天皇役だった塩野瑛久さんがガイドを務めるとのことで今回は音声ガイドもしっかり聴きました。良かった!
源氏の各帖のモチーフをあしらった道具の数々とかオタクの概念グッズみたいだし、二次創作とかパロディ本とかもあるのもいい(解説にも"二次創作です"とか書いてあった)。神絵師に絵を発注したり、解釈本が出たり、オタクが好きな作品にやることっていつの世も同じだなと思った(オタク並感)。
一番印象に残って衝撃だったのが、源氏物語のキャラ36名を選んで18組で和歌3首ずつ対決させている和歌対決二次創作絵巻(?)。
あまりにも良い二次創作すぎる。原作で歌を送り合ったりしてない2人とか持ってきて並べてみたりとか、好きな漫画のこいつとこいつが対戦したらアツいんじゃね?みたいなやつじゃん(違います)。オタクって室町時代からこんなことやってたんだ…。
当時の人が登場人物を和歌で比べられるというのがもうすごいなと思ってて、それって同じ作者による架空キャラなのに一人一人の歌人みたいに扱えちゃうほど紫式部が書き分けをしてるってことなのかなと。
光源氏と六条御息所とか、明石の中宮と冷泉帝とか組み合わせに拘りを感じたり源氏物語ってキャラ多すぎて36人に絞るの誰に絞る?くらい悩ましいのに、大宮みたいな「そこいく!?」ってなる人が選出されてるし、作者の思想を感じて本当に良かった(光源氏の相手なんて藤壺や紫の上もあり得るのに六条御息所なのが作者の思想を感じる。和歌強者と言えば光源氏と渡り合えるのは六条御息所だ!という拘りなのかな?)。
撮影許可スポットだった能のお衣装も良かった。


唯一の失敗点は、博物館内カフェでコラボメニューがあったらしいのだけど、コラボメニューをやっているのは「南門併設 前田珈琲」で、私が入った入口に近い「平成知新館 前田珈琲」ではコラボメニューが無かった…。悔しすぎる。同じカフェが近くに2個あるってわからんやん…!
【特別展メニュー】
— 京都国立博物館 (@KyotoNatMuseum) 2026年10月12日
南門併設の前田珈琲にて、#源氏物語展 期間限定メニューが登場!紫式部、光源氏をイメージしたそうです。
※平成知新館 前田珈琲は別メニュー
※本メニューは11時~
▼紫いもときのこのクリームパスタ(税込1,400円)
▼光の君パフェ(税込1,800円) pic.twitter.com/wLvF5n3d5Z
絶対欲しかったクッキー缶も買えて満足です。


ところで、ネットで検索したら前述した和歌バトル二次創作の全体が見れました。
多分これだと思う。
「源氏物語歌合絵巻」(室町時代後期)
https://www.nijl.ac.jp/DTenji/kk/H20genji/utaawase/scrollframe.html
これを見ると、全対戦カードが多分こういうことのようなんだけど、中盤くらいまでめちゃくちゃ良いのに、後半のやっつけ感で横転。

「頭中将VS紫の上の祖母」「明石の母君VS末摘花」←何!?
どうも解説によると、写本の過程でキャラが差し替えられたようなのだけど、元々の髭黒VS紅梅大納言とか明石の母君VS弁の尼めっちゃいいやん。
オタクが「このキャラ入ってないとかありえん。。。」とか言って差し替えちゃったのかな?確かに末摘花と雲居雁入れたすぎるんだけど、元の対戦カードが良かっただけに謎対戦になってる…。
ちなみに私が見たいのはこの辺です。

無限に楽しめるな、この遊び。

